帰国子女の僕が思う、「なぜ日本人は英語が不得意なのか」
「なぜ日本人は英語が不得意なのか」
初めまして、リオンと申します。(あ、ニックネームです)
このブログに辿り着いた、そこのあなた。もしかして......
・英語を話せるようになりたい
・英検に合格したい
・発音がうまくなりたい
・外国人美女の彼女が欲しい
・海外旅行で困りたくない
といった理由で辿り着いたのでしょうか?
それとも、単なる好奇心でしょうか...?
いずれにしても、これから話す事は
題名の通り「なぜ日本人は英語が不得意」なのか
その根本的な理由に迫ってこれから
英語、その他の外国語に対する考え方や
向き合い方について触れていきたいと思います。
勿論、これから本格的に英語を勉強したい方にも
是非、最後まで目を通して頂きたいのです。
たったの数分で読めるものですのでどうぞお付き合いくださいませ。
全てはアメリカで育った帰国子女である僕の視点からお話をさせて頂きます。
その①
そもそも日本の教育がおかしい
「え......?私たちのせいじゃ....ない....?」
いきなりでびっくりするかもしれませんが
そうです、そうなんですよ。本当に。
では、なぜ僕がそんな風にこんなことを言い切れるのか、です。
今の小学校はわかりませんが、熱心だったり早いところだと
既に小学校の時点から英語を組み込んでいるところもあるかもしれません。
そして中学校、高等学校、長い人は大学、更には大学院。
僕の学歴の場合ですと、
小学校→中学校→高等学校→美容専門学校
僕が日本に帰国したのは小学4年生の時。
この間に日本で英語の授業を受けたのは中学校と高等学校の6年間です。
ですが。
今になって思うのは、特に何も覚えてないという事です。
いや、何もというと嘘になりますが This is a penぐらいは覚えてます。笑
では長い人だとどうでしょう?
中学校、高等学校、大学という王道コースを歩まれた場合
10年間英語を勉強した事になります。
ちなみに、普通に学業を終えて
僕の周りで英語をまともに話せる友達はいません。全くいません。
コミュニケーションは致命的なまでに取れません。
中卒なら3年間、高卒なら6年間、大卒なら10年間
これだけの時間があったのにも関わらず、周りでよく使われている英語は
「I can`t speak english!」
「I don`t know」
「How are you? I`m fine thank you」
えーっと.....?今までの数年間の収穫の結果がこれ...なのか...?
※馬鹿にしている訳ではないのですよ
6年、10年ってとてつもない時間ですよね?例えば、
10年書道を習っていました。
って聞いたら、別にその人に何も見せて貰わなくても
おおよそのフィーリングで
「ああ、この人字はとっても綺麗なんだろうな」って
容易く想像がつきますよね?
勿論、好きな事に対して取り組む姿勢や熱量にもバラツキはありますが...。
しかし、好きだろうが嫌いだろうが
僕らは学校で英語を確かに勉強してきました。
3〜10年間という時間の中で、だけど喋れない。何故?
「言葉のキャッチボールをしていないからさ!」
です。当たり前ですが、今一度考えてみましょう。
野球を英語に例えて話をさせて頂きますと
野球(英語)を全くの未経験の身としてこれから始めるとします。
10年間
ボールにもバットにも触れずに
野球がどうしたら上手くなるかという説明を聞いただけの人。
10年間
ボールを投げたりバットで打ったりキャッチしたり
実際に試合をしてきた人。
どっちが最終的に野球(英語)が上手になるでしょうか?
当たり前ですが後者ですよね?
日本では実践的な授業(投球や素振り)、またはそのテスト(試合)など
ほとんどしなかったと言っても過言ではないと思います。
ペーパーテストさえ通過すれば進級、卒業もできちゃいます。それが日本。
もっとひどい例え方をしますと、
筆記だけで車の免許が取れちゃったぜ!(ニッコリ)
別に車がなくても、不便ですが生きていけます。
同じく、英語が喋れなくても生きていけます。
ですが、クールジャパン。日本に来る外国人はどんどん増えていきます。
少子化がこのまま加速していけばそのうち
移民も引き受けなくてはいけないという事態にもなりかねません。
英語が話せない日本人の居場所を外国人に取られてしまうかもしれません。
俺の上司が、外国人。
そんな日も遠くないかもしれません。
ちなみに僕が台湾に1週間旅行した時、僕の肌感覚ですが
10人中7人が問題ないレベルでの英語のコミュニケーションが取れました。
本当にです。その時は衝撃を受けましたよ。
こんなにも近代化や技術が進んだ日本、それに憧れて好いてくれる台湾人。
日本がいつまでも色んな国から
日本は凄い国だ!日本は素敵だ!なんて言われたり憧れの対象として見られている事に
浮かれていたり優越感に浸っていられるのも、もはや時間の問題なんです。
どれだけ日本に技術や発想力があっても、この先それを伝えたり言葉にできなければ
意味がないのです。本当にそのうち中国や韓国、他の国に追い抜かれます。
いや、現に追い抜かれているかもしれません。
お金がある人は困ったら弁護士でも通訳を雇えばいいですが...。
その考え方がそもそも、後ろ向きであって典型的な日本人の受け身の姿勢なんです。
ちなみに台湾では、筆記+コミュニケーション能力の両方のテストがあり
どっちも成績表に反映されるそうです。成績になるという事は
進級や進学にも影響が及ぶということですよね。
話が若干反れましたが、つまり僕らに必要だったのは
"実際に話すこと"だったんです。それだけなんです。
それを"授業態度"という
範囲の中での評価として終わらせるのではなく
実際に会話をするという能力を
"成績"としてしっかり評価の材料にしなければいけなかったのです。
まぁ、日本人が全てにおいて完璧だったらそれはそれで怖いですけど...笑
次の記事でこの題材について更に掘り下げていきたいと思います。
続く。